PCでモニターを複数台接続している場合、DisplayPortで接続しているモニターの電源をOFFにすると、そのモニターに表示されていたソフト等のウインドウが他のモニターに移動してきますよね。
再びOFFにしたモニターをONにしても、OFFにする前に表示されていた通りにウインドウが移動することはありません。
これ、かなり面倒ですよね。
今回は、この現象を何とかするソフトウエアをご紹介します。
どうしてこの現象が起きるの?
DisplayPortには「プラグアンドプレイ」という仕様があります。
この仕様のせいで、モニターの電源をOFFする、モニターがスリープ状態になると、モニターの接続が切れたことになり、そこに配置していたウインドウが他のモニターに移動してきてしまいます。
HDMIで接続しているモニターに関しては、「プラグアンドプレイ」の仕様がないため、モニターの電源をOFFにしても、バックグラウンドとしてモニターが起動している状態が継続し、ウインドウの移動は起きません。
ただ、一般的なグラフィックボードにはHDMIケーブルを挿せる部分が一つしかなく、マルチディスプレイにするためにはどうしてもDisplayPortを使用しなければいけない場面が出てきます。
MonitorKeeperとは
この問題を解決するのに役に立つのが、「MonitorKeeper」です。
モニター上のウインドウの位置を記憶してくれるソフトウエアとなっています。
DisplayPort接続しているモニターの電源をOFFにした際、そこに配置していたウインドウは他のモニターに移動してきますが、再びモニターの電源をONにすると、元の配置にウインドウが移動していきます。
また、PC立下げ時のウインドウの配置も記憶してくれるため、PC起動時後に同じウインドウを開くと、前回と同じ配置にウインドウが表示されます。
フリーのソフトウエアで、インストール不要です。
使い方もシンプルで簡単です。
ダウンロード方法
下記リンク(Github)よりダウンロードできます。
Bug Fix release版など、Latest(最新)のマークがついているバージョンのダウンロードでOKです。
自分のOSに合わせてMonitorKeeper32.exeとMonitorKeeper64.exeのどちらかをダウンロードしてください。
使用方法
- ダウンロードした「MonitorKeeper64.exe」(または「MonitorKeeper32.exe」)をダブルクリックします。
※ソフトが立ち上がるわけではありません。なにも起きなくてOKです。 - タスクトレイにアイコンが格納されていることを確認したら起動完了です。
●画面の右下の「^」を押します。
●プレゼントボックスのマークが出ていればOKです。
おすすめの使い方
頻繁に使用する人は、PCの立ち上げとともにソフトの自動起動を設定しておくと便利です。
自動起動設定方法
- 画面左下のwindowsマークを右クリックします。
- 「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
- 「shell:startup」と入力します。
- 開いたフォルダに「MonitorKeeper64.exe」(または「MonitorKeeper32.exe」)を格納します。
- PCを起動すると自動で「MonitorKeeper64.exe」(または「MonitorKeeper32.exe」)が起動するようになります。
注意点
このソフトを使用する際の注意点をまとめます。
自動起動のソフトではうまく動作しない場合がある
PC起動時、自動起動設定(スタートアップ設定)をしているソフトウエアがある場合、そのソフトウエアのウインドウはPC立下げ時の配置と同じにはならないかもしれません。
ただし、PC起動後に手動で立ち上げたウインドウは、PC立下げ時の配置と同じになります。
モニターの電源をOFFにしている間は他のモニターにウインドウが移動してくる
DisplayPort接続しているモニターの電源をOFFにした際、そこに配置していたウインドウは他のモニターに移動してきます。
再びモニターの電源をONにすると、元の配置にウインドウが移動していきます。
ですので、一時的にはウインドウの移動が起きてしまうのは仕方がないです。
まとめ
DisplayPort接続モニターのON・OFF時のウインドウの移動をなくして快適に!
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